世論時報2026年10月号 特集

人間と野生動物

 令和5年度のクマによる人身被害の件数は198件 (219人、うち死亡6人)でした。翌年、その数は減りましたが、令和7年度にはクマの出没情報数が5万801件と前年度(2万513件)の倍以上に増加しました。

 そして、人身被害件数は216件、死亡者数が13人で過去最多となったのです。

 農作物被害額はシカが79億円/年、イノシシが45億円/年、クマが5億円/年(令和6年度・農林水産省)との報告があります。

 また列車支障は、エゾシカとの衝突が3,478件/年、ヒグマとの衝突・発見が76件/年(令和7年度・JR北海道)となり、どちらも過去最多です。

 令和7年末、清水寺で書かれた今年の漢字は「熊」でした。 シカやイノシシなどは農業被害、クマの場合は人身被害が問題の中心であり、多くの人にとっての関心事となりました。