
最新精神医学19巻6号(通巻110号)
目次:
巻頭言
医学部の国際認証と専門医制度改革
吉野相英
特集「画家の病跡」
熊谷守一
野嵜 理
杉山 寧:「永遠なるもの」と「乾いたもの」への希求
松田真理子
香月泰男のこころの軌跡
岡村宏美・他
放浪のナイーヴ画家・山下清の病跡:サヴァン症候群の視点より
瀧川守國
『太陽の塔』と精神科臨床:緊張病性エレメントを超えて
杉林 稔
連載
患者との対話:精神科医歴50年を折り目として 10
精神分裂病と治療的関与1
「パラノイッシュな傾向を示す分裂病の長期経過」
村上靖彦
展望
認知症の症状改善薬の開発史と作用機序
融 道男
原著
気分障害や神経症性障害患者に見られる精神病後抑うつに類似した
抑うつ状態:自然治癒力を利用した遷延性抑うつ状態の治療の試み
志村宗生
高齢の入院患者のせん妄に対する抑肝散とramelteonの併用療法の有用性
名越泰秀・他
臨床報告
Usher症候群患者の精神病症状にaripiprazoleが奏効した1例
倉増伸二・他
臨床ノート
フルボキサミンの継続投与とオランザピンの間欠投与が有効であった
月経前不快気分障害の1例
武田隆綱
非定型抗精神病薬による代謝障害は日本人統合失調症患者に
どのような影響を与えるのか
長嶺敬彦